接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例

BEFORE

接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例BEFORE

AFTER

接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例BEFORE

治療情報

症状
右上犬歯の欠損(埋伏)による審美的な問題

インプラントをしたくない、歯を大きく削るブリッジはしたくない、入れ歯はしたくない
というご希望でした。

治療方法
接着ブリッジ

歯を削らずにセラミックを隣の歯に張り付ける方法になります。
(場合によってはほんの少し削ることもあります。)

診査の結果、安全に接着ブリッジが行えそうでしたので施術しました。
費用
接着ブリッジ¥170000
設計料¥5000
※価格は予告なく変更される可能性があります。

治療回数4回 
1回目 カウンセリング、メリットデメリットのご説明 約30分
2回目 プロビジョナル模型を作成し、どのような形になるか、どのような形までなら対応可能かなどの話をします。 同時に歯石除去も行います。 約60分
3回目 型取り 約60分
4回目 セラミック装着&咬合調整 約90分
備考
今回の症例で最も推奨される治療法は全体歯列矯正となります。可能であれば外科処置を行い埋伏している歯を出す作業を行い、全体歯列矯正を行います。
審美的にも機能的にもそれが最善と考えます。
しかし費用と時間がかかるというデメリットがあります。


接着ブリッジは短時間&費用を抑えた治療&歯を削らないので侵襲が少ないというメリットがありますが、
強度に難があるというデメリットがあります。

基本的に犬歯はかみ合わせ時に非常に強い力がかかりますので適応できることは少ないとお考え下さい。今回は負荷が全くかからない特殊なかみ合わせでしたので施術しました。

基本的に推奨されるのは中切歯・側切歯です。
犬歯・小臼歯・大臼歯においては殆どの症例で治療をお勧めしていません。事前にご理解お願いいたします。


上記メリットデメリットをしっかりお話をさせていただいた上で今回は接着ブリッジでの対応となりました。


患者様情報

年代
30代
性別
女性

治療方法

接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例治療方法01
右上犬歯(永久歯)が骨の中に埋まったまま出てこない状態です。

乳歯が永久歯の代わりに晩期残存していたが、ついに乳歯が抜けてしまったとのこと
接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例治療方法02
かなり目立つ位置の欠損であるため早く治療をしたかったが、なかなか良い治療方法に巡り合えず悩んでいらっしゃったとのこと
接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例治療方法03
幅が少なくインプラント治療も厳しい状態、インプラント治療はなるべく避けたいという患者様のお考え

ブリッジにするとなると両隣の歯が大きく削られてしまうのであまりにも侵襲が大きくなる

入れ歯は使い勝手と見た目が悪くなってしまう

矯正治療は費用と期間がかかりすぎる
接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例治療方法04
そこで接着ブリッジの登場です

こちらの隙間にセラミックを装着します
詳しい装着方法はあえてここでは書きませんが、複雑&精密な工程が必要になります。
接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例治療方法05
隙間が0.7本分ぐらいしかありませんでしたので、細長い歯にならざるを得ない状況でした。

事前に患者様には模型で確認していただき、イメージをご覧いただきいました。
接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例治療方法06
主訴である隙間の改善という点では非常に良好な結果が得られたのではないでしょうか。
また、一切歯を削っていませんので健康面にも悪影響がほぼありません。

現在施術から約2年経過しておりますが、脱離せず経過良好です。
仮に脱離してももう一度付けることができます。(破損状況によっては再装着不可。再装着は有料となります。)
接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例治療方法07
患者様には非常に満足していただきました。

色や形も最大限違和感がないようにできたのではないでしょうか?