脱離した他院のセラミックインレーの修正&接着

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脱離した他院のセラミックインレーの修正&接着BEFORE

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脱離した他院のセラミックインレーの修正&接着BEFORE
症状
他院で行われたセラミックインレーが外れた

治療方法
繊細な方法でセラミックインレーの再装着を行いました

費用
¥50000
所要時間65分
備考
今回の再装着処置が行える条件は限られます。
基本的には新規作成(約¥120000)でe-maxセラミックインレーを装着することをお勧めします。

今回再装着ができた条件
①セラミックインレーがそこそこの精度
②中に大きな虫歯はなかった
③隣の歯が治療中で、作業スペースの確保ができる
④インレー形成部付近以外に齲蝕が認められない
➄残存歯牙の量が十分
これらの条件が一つでも満たされていなければ今回の処置は行うことができません。ご了承ください。

矮小歯・すきっ歯を、部分的矯正治療+歯肉整形+ラミネートベニヤにて改善した症例

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矮小歯・すきっ歯を、部分的矯正治療+歯肉整形+ラミネートベニヤにて改善した症例BEFORE

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矮小歯・すきっ歯を、部分的矯正治療+歯肉整形+ラミネートベニヤにて改善した症例BEFORE
症状
前歯の隙間が気になる。
高校を卒業したら遠方に引っ越しすることになるので、それまでに治したい。
治療方法
部分矯正により正中離開(すきっ歯)を改善し、左右側切歯の矮小歯をラミネートベニヤにて修復することとしました。
オーバーバイトも深かったため可能な限り矯正治療にて改善しました。
費用
部分矯正    ¥370,000 調整費別
歯肉整形    ¥15,000×4本
ラミネートベニヤ¥155,000×2本
プロビ(仮歯) ¥8,000×2本

合計¥756000

※価格は予告なく変更される場合があります。
備考
代替案として下記が挙げられます。

①ラミネートベニヤをせず、すべて矯正治療にて完結する方法
メリット : ラミネートベニヤ代金がかからない。
デメリット: 小さい歯はそのままなので見た目のバランスが悪い。矯正治療のみで仕上げようとすると時間がかかる&多少手荒な矯正治療プランになる。

②矯正治療を行わずダイレクトボンディングのみで正中離開を改善する。
メリット :治療費、治療時間のコストが圧倒的に少なくなる。
デメリット:歯の大きさのバランスが不調和になる。

もし部分矯正をせず、正中離開のみ治療を行った場合はこちらのような仕上がりになります。

接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例

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接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例BEFORE

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接着ブリッジ(削らないブリッジ)を適用した症例BEFORE
症状
右上犬歯の欠損(埋伏)による審美的な問題

インプラントをしたくない、歯を大きく削るブリッジはしたくない、入れ歯はしたくない
というご希望でした。

治療方法
接着ブリッジ

歯を削らずにセラミックを隣の歯に張り付ける方法になります。
(場合によってはほんの少し削ることもあります。)

診査の結果、安全に接着ブリッジが行えそうでしたので施術しました。
費用
接着ブリッジ¥170000
設計料¥5000
※価格は予告なく変更される可能性があります。

治療回数4回 
1回目 カウンセリング、メリットデメリットのご説明 約30分
2回目 プロビジョナル模型を作成し、どのような形になるか、どのような形までなら対応可能かなどの話をします。 同時に歯石除去も行います。 約60分
3回目 型取り 約60分
4回目 セラミック装着&咬合調整 約90分
備考
今回の症例で最も推奨される治療法は全体歯列矯正となります。可能であれば外科処置を行い埋伏している歯を出す作業を行い、全体歯列矯正を行います。
審美的にも機能的にもそれが最善と考えます。
しかし費用と時間がかかるというデメリットがあります。


接着ブリッジは短時間&費用を抑えた治療&歯を削らないので侵襲が少ないというメリットがありますが、
強度に難があるというデメリットがあります。

基本的に犬歯はかみ合わせ時に非常に強い力がかかりますので適応できることは少ないとお考え下さい。今回は負荷が全くかからない特殊なかみ合わせでしたので施術しました。

基本的に推奨されるのは中切歯・側切歯です。
犬歯・小臼歯・大臼歯においては殆どの症例で治療をお勧めしていません。事前にご理解お願いいたします。


上記メリットデメリットをしっかりお話をさせていただいた上で今回は接着ブリッジでの対応となりました。


兵庫県立大学との合同研究

2018年に兵庫県立大学と合同で「歯茎での反射型光電センサを用いた脈波測定」とう研究のお手伝いをさせていただきました。

 

抄録

Scuba diving is a pleasant marine activity, but it is not without danger as diving is not a natural human activity. As a means of improving diver healthcare, we investigated the feasibility of measuring pulse waves inside a diver’s mouth by using a photoelectric sensor mounted on the mouthpiece used by a diver for underwater breathing. Testing showed that the pulse waves can be measured at the gum. The results also showed that the measurement is easier when there is little or no pressure between the sensor and gum.

 

上記を簡単にまとめると

スキューバダイビングを楽しむ際の健康管理を目的とし、ダイバーが水中で呼吸する際に使用するマウスピースに光電センサを装着し、ダイバーの口内の脈波を測定する可能性を探る研究でした。

 

少しでも研究のお役に立て光栄です。

 

リンクはこちらになります。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejsmas/138/12/138_545/_article/-char/ja/

自由診療に対する誤解と理解の難しさ

・このことに悩むことになったきっかけ

「見た目はそんなに気にしないから保険診療をしてほしい」というこの言葉がすべてを集約しています。

「自由診療(自費診療)は“見た目を美しくするための贅沢品”であって、保険診療と比べて機能に大きな違いがない」と考えている方がまだまだ存在するという事です。また、歯科医師側でもそのように考えている先生がいらっしゃるのも事実です。

私の自由診療の解釈は「歯を少しでも長持ちさせるための繊細な治療(もちろん審美的な要件も含む)」となりますが、そうはいってもなかなかどこがどう違うのかイメージはわきにくく、簡単には納得できないのもよくわかります。

このことには関しては時間をかけて説明をさせていただき、患者様にも専門知識を得ていただく必要があります。

そもそも歯なんてどうでもいいと思っている方にとっては、説明し始めた時点で「そんなんどうでもええわ」と言われてしまいそうなマニアックな内容です。

ただ、歯の事を大切にしたいという考えを持っている方であっても、色々な歯医者を巡った結果 自分の望み通り治してもらえず結局抜歯されてしまう方が多数います。

気づかぬうちにあまり質の良くない治療を繰り返された結果抜歯となるのです。

他院で「抜歯です」と宣告され初めて危機感をもって当院にご来院される方が多いですが、はっきり言ってもっともっと前に上質な治療さえ受けていれば Continue reading →

他院で行われた治療のやり直し MTAセメント 歯髄温存療法

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他院で行われた治療のやり直し MTAセメント 歯髄温存療法BEFORE

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他院で行われた治療のやり直し MTAセメント 歯髄温存療法BEFORE
症状
症状なし

他院にて
「詰め物の中に虫歯があるかもしれない(2次カリエス)」
「今治療したら神経をとることになってしまいそう」
「なにか症状がでてから治療しましょう」
と告げられ不安になり当院へ来院

”神経をなるべく取らないように治療をしてほしい”とのことで、当院ならお力になれると思い治療を開始いたしました。
治療方法
X線写真上でコンポジットレジンの中に齲蝕と思われる像が確認できたので、
昔に行われた保険適用のコンポジットレジンを外し、中の齲蝕を除去し、再度上質なコンポジットレジンにて修復します。
齲蝕は大きく、治療中に露髄しました。歯髄を保護(歯の神経を抜かない治療)をするためMTAセメントにて覆髄を行いました。


今回の虫歯の原因は、
・最初の治療時に虫歯を中に取り残していること
・レジンの接着不足
・レジンの充填不良
などが考えられます。いずれにせよ精度が低いという言葉に集約されると思います。
またこの虫歯は詰め物の中にあるので、患者様が歯磨きを頑張っていても防ぐことはできません。

ただいつも患者様には「保険診療でコンポジットレジンをしてくれた先生を恨まんといてあげて」と伝えています。
費用
ダイレクトボンディング 55000×2 30000×1
MTAセメント(歯髄温存療法 VPT) 15000
計155000
※価格は予告なく変更される可能性があります。
備考
所要時間3時間半
1回の来院で治療完了

一度にたくさんの治療を行うこともできますし、長い時間が辛ければ何回かに分けることも可能です。

舌盲孔(歯内歯)をダイレクトボンディングにて修復

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舌盲孔(歯内歯)をダイレクトボンディングにて修復BEFORE

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舌盲孔(歯内歯)をダイレクトボンディングにて修復BEFORE
症状
なし

矯正治療を希望されてご来院、矯正治療のリスク把握のためCTを撮影したところ、偶然舌盲孔を発見、予防的な観点から治療を開始した。
治療方法
コンポジットレジン修復(ダイレクトボンディング)

右上2と左上2に舌盲孔という深い溝があり、その中に虫歯を誘発しやすい空洞があるため事前に空洞を封鎖することとした。
費用
税込み¥30000×2
備考
少しでも削りすぎると露髄(歯の神経が露出)してしまうため非常に繊細な作業が求められます

ラミネートベニヤ+ダイレクトボンディング+ホワイトニング

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ラミネートベニヤ+ダイレクトボンディング+ホワイトニングBEFORE

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ラミネートベニヤ+ダイレクトボンディング+ホワイトニングBEFORE
症状
すきっぱが気になる
治療方法
ホワイトニング
正中離開→ダイレクトボンディング
右上2左上2の矮小および形態不良→ポーセレンラミネートベニヤ
費用
ホワイトニング 86000
ダイレクトボンディング 40000×2
ポーセレンラミネートベニヤ 130000×2
備考
矯正治療という選択肢もありますが、矯正治療を行ったとしても右上2左上2の形態不良が残りますのでラミネートベニヤ処置の必要性は高いです。

歯並びがそこまで悪くない事を考えると、今回は矯正ではなくとも良い結果が得られると思い処置をいたしました。