透明なマウスピース型矯正装置(インビザライン)
透明なマウスピース(インビザライン)矯正法
透明なマウスピース(インビザライン)を用いる矯正方法です。
インビザラインとは、米国アライン・テクノロジー社が提供するマウスピース型矯正治療で、他人から気づかれくく、従来の表側矯正(ワイヤー矯正)と比較すると痛みが少ないのが特徴です。
また固定式の矯正器具ではないため、歯を清潔に保つことができます。
当院では「目立たないように矯正治療を受けたい」という患者様に対してはこちらのインビザライン矯正をおすすめしております。
こんな方におススメ!
- 矯正したいけど人目が気になる
- 人前に立つことが多く目立つワイヤーをつけたくない
- 昔、矯正した歯が後戻りしてしまったけど、マウスピース矯正なら再挑戦してみたい
- 取り外し可能でいざという時(就職面接や結婚式 etc.)に外せるようにしたい
インビザライン矯正のメリット
目立たない
透明なマウスピース型の矯正器具なので、ほとんど目立ちません。
「あまり気づかれなかった」「鏡で見ても違和感がない」といったお声も頂いております。
取り外し可能
マウスピースは一日20時間装着していれば良いため、いざという時は外すことができます。
例えば就職面接や結婚式などが控えている方によくご相談されます。
食事・歯磨き時のストレスが少ない
表側矯正(ワイヤー矯正)をしている患者様のお悩みで多いのが、「食事が歯に挟まってしまう・歯磨きをしづらい」ということです。
マウスピースは取り外しが可能なため、食事・歯磨きの際にはいつもとほぼ変わらない生活が可能で、ワイヤーに比べると快適に過ごすことができます。また、虫歯のリスクも減らすことができます。
虫歯になりにくい
通常の表側矯正(ワイヤー矯正)は、器具が邪魔をして歯磨きをしづらく、食べ物が挟まりやすいので、口腔内が虫歯になりやすい環境になってしまいます。
インビザライン矯正であれば、食事や歯磨きの際に取り外しができるので、虫歯のリスクを比較的小さくできます。
費用が分かりやすい
インビザラインは5年間の保証期間があり、その期間内であれば治療計画の変更などでマウスピースの作り直しになったとしても追加料金がかかりません。
また、当院ではトータルフィー制度を採用しており、通常の矯正歯科でかかる月々の調整料金等は一切いただかないので、治療にかかる費用が分かりやすくなっております。
インビザライン矯正のデメリット
全ての患者様で推奨できる治療ではない
表側矯正(ワイヤー矯正)とは全く異なるメカニズムでの矯正となります。
症例によっては表側矯正(ワイヤー矯正)を使用したほうがメリットや安全性が高くなることがあります。
患者様の協力状態が悪ければ成功しない
患者様ご自身で取り外しが可能な装置になりますので、装着時間が守れなかったり紛失されたりを繰り返すと治療が完了しません。
ご自身で管理できる自信がない方には不向きな治療方法といえます。
インビザライン矯正の流れ
STEP01.3Dスキャナーで型取り
iTero(3D光学スキャナー)を使い、歯並びや歯の形状を型取りします。数分ほどで上下の歯型を取ることができます。
棒状の機器を口の中に入れ、光で歯をスキャンするだけなので、快適な型取りが可能です。
従来のシリコンで歯型を取る方法ですと嘔吐反射が起こることがございますが、3Dスキャナーであれば不快感が軽減されます。
STEP02.資料発送・マウスピースの3Dモデル作成
iTeroで採取した歯並びのデータやレントゲン写真は、インビザラインの開発元である米国アライン・テクノロジー社へと送られます。
アライン・テクノロジー社ではそれらのデータを元に、治療シミュレーション用の3Dモデルを作成。
そのデータに担当の歯科医師が綿密な修正を加え、治療用の3Dモデルが完成します。
STEP03.シミュレーション・治療計画の作成
完成した3Dモデルを用いて、担当の歯科医師がコンピュータ上で歯の動きをシミュレーションし、治療計画を立案し、最適なものを患者様にご提案いたします。
この治療計画立案により治療の仕上がりが左右されます。
患者様に治療シミュレーションや、治療後の3Dモデルをご覧いただきながら、治療計画や治療期間のご説明をします。
STEP04.治療開始
仕上がりや治療計画に納得していただければ、アライン・テクノロジー社へデータを送り、アライナーの作成を行い、治療をスタートします。
装着方法・手入れの仕方・注意点などのレクチャーの後、ご自身で装着頂きます。
取り扱いは簡単です。アライナーは健診ごとに数枚お渡しし、5~8日おきに新しいものに変えて歯を動かしていきます。
STEP05.定期健診
矯正の経過は順調か、アライナーには適合しているか、お口の中の健康状態は良好かなどをチェックするために、1~2ヵ月に1度の頻度でご来院頂きます。
定期的に器具のメンテナンスが必要な表側矯正(ワイヤー矯正)と異なり、来院頻度は比較的少なめで大丈夫です。
また、定期健診で経過を見つつ、次のアライナーを一度にお渡しします。
STEP06.治療終了
最後のアライナーの装着期間が終了した後、仕上がりのシミュレーション画像と比較いたします。
微調整が必要な場合はさらに3Dスキャナーで歯型を採取し、追加のアライナーを作成し、理想の歯並びとなるまで治療を継続します。
原則的に追加のアライナーには料金が発生しません。
STEP07.保定
治療が完了しても、そのままにしておくと歯が元の位置に戻ってしまいます。
歯並びが安定するまで、就寝時に保定装置(リテーナー)を装着していただきます。
インビザラインへのよくある疑問
費用はどれくらい?
症例により金額が異なります。
当院はマウスピース矯正に限り、トータルフィー制度を採用しておりますので調整料は一切いただきません。
期間はどれくらい?
歯をどれだけ動かすかによって期間は変わりますが、1年から2年半程度の期間がかかります。
これは表側矯正(ワイヤー矯正)と同程度の期間です。
一度に動かす距離は表側矯正(ワイヤー矯正)よりも小さいのですが、シミュレーション通り無駄なく動かすことが可能なので、小さい負担で表側矯正(ワイヤー矯正)と同程度の期間で矯正することが可能です。
痛みってどれくらい?違和感はあるの?
個人差はございますが、「痛みはあまりない」と仰られる患者様が多いです。
一度の動きが距離が表側矯正よりも小刻みであるため、痛みが少ないです。
インビザライン矯正をはじめて3日程度は違和感を感じることもありますが、一週間程度で慣れる方が多いため、「できる限り痛くない矯正を選びたい」という方におすすめです。
実際の症例はこちら
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