セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例

BEFORE

セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例BEFORE

AFTER

セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例BEFORE

治療情報

症状
症状なし
治療方法
メタルインレーを除去後、精密ウ蝕除去及び破折部修復を行い、e-maxクラウンをセットしました。
費用
e-max(二ケイ酸リチウム)クラウン ¥140,000
テンポラリークラウン       ¥8,000
歯肉縁下処理加算(破折処理)         ¥25,000
※価格は予告なく変更される場合があります。
備考
一見なんともないように見える銀歯ですが、X線上で透過像を認めたため治療介入する事とした。

患者様情報

年代
50代
性別
女性

治療方法

セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法01
保険適応のメタルインレーの縁から二次カリエスが進行していたので治療を開始しました。


セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法02
熱が発生しにくい切削バーを使ってメタルインレーを除去します。
この際、削る必要のない天然歯の部分を傷つけないように細心の注意を払います。
セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法03
メタルインレーを完全に除去したところです。

一見大きな問題があるようには見えませんが…

セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法04
ウ蝕検知液で染めたところ、ピンク色に染まります。
染まるところがウ蝕(虫歯)です。
セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法05
マイクロスコープで丁寧に観察すると歯の破折が見られました。
可及的に掘り進め、歯へのダメージを最小限に、尚且つクラック部からの細菌感染の防止ができるように作業を行いました。

ここでウ蝕やクラックを取り残してしまうと数年後に再発してしまいます。同じセラミック治療でも長期にわたってトラブルが発生しないようにするためにはこのような繊細な治療が必要です。
セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法06
ウ蝕を取りきることができたので被せの土台を作っていきます。
セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法07
長期的に歯に問題が起きにくいオーバーレイの形で形成を行いました。

「オーバーレイ治療」はクラウン治療では削りすぎ、インレー治療では欠けてしまう可能性がある症例に非常に有効です。
セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法08
後日、セラミックが出来上がってきたのでセットしていきます。
オーバーレイ治療は接着シロが少ないので非常に繊細な作業が求められます。
                                                                                                                                         
セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法09
コンポジットレジンにて時間をかけ、精密に接着を行います。
セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法10
接着後は研磨してセラミックとの境目が見えないように仕上げていきます。
セラミックオーバーレイ治療により破折歯を救った症例治療方法11
咬合状態もばっちりです。

長持ちするセラミック治療をお考えの方は是非イタガキ歯科でご相談ください。